ChatGPTに、録音した音声ファイルをそのままアップロードできるようになりました。会議やインタビュー、講義の録音を文字にしたり、要点をまとめたりできます。OpenAIのリリースノートでは、2026年10月6日に追加されています。
この記事の画面は、2026年10月14日にウェブ版のChatGPT(有料プラン)で試したものです。録音には、Macの読み上げ機能で作った架空の打ち合わせ(約33秒)を使いました。
使える条件
| 項目 |
内容 |
| プラン |
有料プランと、Enterpriseなどのワークスペース。無料プランでは使えません |
| 対応形式 |
WAV、MP3、M4A、AAC、FLAC、OGG、PCM、音声だけのWebM・MP4 |
| ファイルの大きさ |
1ファイル512MBまで |
条件はOpenAIのヘルプによるものです。地域やアプリのバージョン、選んでいるモデルによって使えない場合もあると書かれています。動画として扱われるMP4やWebMは、音声としてはアップロードできません。
iPhoneのボイスメモで録音したファイルはM4A形式なので、そのまま使えます。
文字起こし・要約の手順
- ChatGPTの入力欄の左にある [+] を押し、[写真やファイルを追加] から音声ファイルを選びます。
- 添付したファイルが入力欄の上に表示されたら、やってほしいことを書いて送ります。

今回は「この音声を文字起こしして、決まったことと、誰が何をいつまでにやるかをまとめて」と頼みました。
実際にまとめさせた結果
14秒ほどで、決まったことの表と、担当・やること・期限の表が返ってきました。

回答の後半には、全文の文字起こしも付いていました。元にした原稿と比べると、今回の音声では一字一句同じでした。

よかったのは、音声の中で決まっていないことを、決まっていないと書いたことです。案内メールを送る人と、軽食を注文する人は録音の中で決まっていなかったため、「担当者未定」として、確認が必要だと指摘されました。
一方で、録音には年が出てこないのに、開催日は「2026年11月20日」と年を補っていました。回答にも「現在の2026年を前提に補完」と注記がありましたが、日付は元の録音で確かめた方が安心です。
今回の録音は、合成音声の一人の話し手で、雑音もありません。実際の会議の録音では、聞き取りにくい部分や、複数の人の声が混ざります。OpenAIのヘルプでも、文字起こしには誤りが含まれることがあり、話している人の区別も正確でない場合があるとしています。大事な内容は元の録音と照らし合わせてください。
頼み方の例
一度の会話で、文字起こしのあとに続けて質問することもできます。
- 「この会議の決定事項と、次にやることを箇条書きにして」
- 「この講義の要点を5つにまとめて、わからない用語には説明を付けて」
- 「この打ち合わせの内容をもとに、参加者へのお礼メールの下書きを作って」
- 「納期について、誰がどんな発言をしたか教えて」
長い録音は、短い区間に分けて処理されることがあり、非常に長いと途中で止まる場合があります(OpenAIのヘルプ)。うまくいかないときは、録音をいくつかに分けて送ってください。
仕事の録音を扱うときは
会話の履歴に残したくない録音は、新しいチャットの画面右上のアイコンから 一時チャット を開いて使うと、履歴に表示されません。ただし一時チャットでも、安全上の理由で最長30日間はコピーが保持される場合があると、画面に表示されます。社外秘の会議などは、会社のルールに従って使ってください。