Appleは10月27日、Apple Creator Studioに新しいAI機能を加える11月のアップデート予定を発表しました。Keynoteでは、開いている資料の内容を踏まえてデザインやアニメーション、改善を手伝う会話アシスタントが加わります。
ただし、新アシスタントは米国英語のみのベータ版です。日本語で資料を作りたい人は、無料のKeynote本体まで有料になる、今あるAI機能がすべて11月に初登場する、と受け取らないよう区別してください。
この記事は2026年10月29日に確認した公式文書の解説です。新AIの提供開始日、実際の操作画面、日本の個別アカウントへの提供、生成品質は未確認です。契約・課金・言語変更も行っていません。
無料の本体・既存AI・11月の新AIを分ける

| 区分 |
何ができるか |
料金・提供状況の見方 |
| 無料のKeynote本体 |
通常のプレゼンテーション作成・編集 |
無料版は引き続き利用可能。新AIのための契約とは別 |
| Creator Studioの既存機能 |
プレミアムテーマ、画像生成、アウトラインからのプレゼンテーション生成、発表者ノート生成など |
サブスクリプションと機能別の条件を確認。一部の生成機能は既にベータ版 |
| 11月予定の新アシスタント |
資料の文脈を理解し、会話でデザイン・アニメーション・改善を支援 |
契約者向けに提供予定。米国英語、Apple Intelligence有効化、OS27以降などが条件 |
既存機能のKeynoteガイドには、プレミアムテーマや画像生成、スライド整理、ノート生成、アウトラインからの作成が載っています。これらを、11月予定の新しい会話アシスタントと同じ機能として数え直す必要はありません。
また、10月6日公開のインテリジェンス機能ヘルプは、既存の生成機能についてOS26系の条件や利用制限を説明しています。そこで説明する利用枠や「プロバイダのアカウントは不要」という条件は、既存機能についてのものです。新会話アシスタントの利用枠や外部アカウントの要否は、提供開始後の案内で別に確認する必要があります。既存機能の日本語での動作も、本記事では実機確認していません。
新アシスタントは米国英語、OS27以降が条件
11月予定のKeynote・Pages・Numbersのアシスタントには、発表本文と脚注で次の条件が示されています。
| 確認する項目 |
10月29日に確認した公式の案内 |
| 提供時期 |
2026年11月。正確な開始日は記載なし |
| 契約 |
Apple Creator Studioのサブスクリプション登録者向け |
| 言語 |
米国英語のみ。日本語の開始予定は未確認 |
| OS |
iOS 27、iPadOS 27、macOS 27以降 |
| AIの条件 |
Apple Intelligenceを有効にした対応デバイス |
| 機能の扱い |
ベータ版。実際の画面や最低アプリ版は未確認 |
OS27へ更新できても、Apple Intelligenceに対応しているとは限りません。Apple Intelligenceの対応デバイスと設定条件を別に確認してください。Apple Intelligence全体が日本語に対応していることは、この新アシスタントの日本語対応を意味しません。
「米国英語のみ」は言語の条件です。これだけを根拠に日本では一切利用できないとは判断できず、逆に、端末を英語へ変えれば日本の全アカウントで使えるとも確認できません。新AIだけが目的なら、契約前に提供開始後の言語・地域・対応条件を確認するのが判断の順序です。
発表には外部のAIエージェントから内容を読み書きできるMCP対応もありますが、これは別の連携機能です。MCPの条件はmacOS 27以降で、iPhoneやiPadの会話アシスタントと同じ対応範囲ではありません。本記事では接続や設定手順を扱いません。
契約する前に、現在の登録と使いたい機能を確認
新規の通常料金は月額1,780円または年額17,800円です。既存登録者には11月のアップデートが追加料金なしで提供される予定です。「アップデートが無料」と「契約自体が不要」は意味が違います。料金は公式製品ページと登録時の案内で確認してください。
契約前には次の順で整理できます。
- 通常の資料作成か、契約内のAI機能が必要か。 通常の作成・編集が目的なら、無料のKeynote本体から検討できます。
- 既存機能か、11月予定の新機能か。 既存の生成機能は機能別ヘルプ、新アシスタントは10月27日の発表と今後の提供案内で条件を確認します。
- 既にCreator Studioを契約していないか。 Macの公式確認入口は、Keynoteのメニューバーから[Keynote]→[サブスクリプションを管理]です。App Storeで登録状況を確認します。
- 契約に使えるアカウントか。 Appleのサポートでは、個人用Apple Accountが必要で、管理対象Apple Accountでは登録できないとしています。学校や職場で管理されている場合は、個人契約と組織の利用条件を分けて確かめてください。
Macの確認入口はKeynoteの公式ガイドに基づく説明で、当方がアプリ内で操作した結果ではありません。登録が見つからない場合は、契約時のApple Accountを使っているか確認するようAppleは案内しています。新AIの専用ボタン名や画面の場所は、まだ確認できていません。
契約終了後もアプリとファイルへのアクセスは残る

Apple Creator Studioのヘルプは、解約した時点で直ちにすべてが使えなくなるとは説明していません。
| 時点・対象 |
公式の説明 |
| 解約後、現在の請求期間が終わるまで |
契約対象のアプリ・機能を引き続き利用可能 |
| 請求期間終了後の無料アプリ |
Keynote、Pages、Numbers、フリーボードは引き続き利用可能 |
| 作成済みのプロジェクト・ファイル |
引き続きアクセス可能 |
| 契約内のインテリジェンス機能 |
請求期間終了後は利用不可 |
このため、契約終了で資料そのものへのアクセスまで失うと考える必要はありません。一方、「ファイルにアクセスできる」と「契約内のAIで新しい画像やスライドを生成し続けられる」は別です。個々のプレミアム素材の再利用・再編集条件まで一律に保証する説明にはしていません。
会話でスライドを作る別サービスも比較したい場合は、ChatGPT Slidesの対象プランと作り方、Claudeでスライドを作る方法も参照できます。利用条件はサービスごとに異なります。